乳腺・内分泌外科

乳がん検診・乳腺精密検査

乳がん検診

乳がん検診は40歳代からは2年に1回マンモグラフィー検診が推奨されています。当クリニックでは触診・エコーだけでなく、マンモグラフィー、マンモトームを行っております。乳がんは近年注目度の高い病気ですので、ぜひ受けられることをお勧めします。

乳がんとは
乳がんは、乳房にある乳腺にできる悪性腫瘍です。乳房はほとんどが母乳をつくる乳腺でできています。乳腺は乳頭を中心に15~20の乳腺葉で構成されており、乳腺葉は、母乳をつくる「小葉」と、小葉でつくられた母乳を乳頭まで運ぶ細い枝状の「乳管」とに分けられます。
乳がんの約95%以上が乳管の上皮細胞にできる乳管がん、約5%が小葉にできる小葉がんです。

乳がんの症状
早期の段階では自覚症状があまりないですが、病期の進行とともに症状が現れます。よく知られているのが乳房のしこりです。乳腺のしこりはほかの病気でも見られ、約90%が良性とされますが、乳がんのしこりは硬く、あまり動かないのが特徴です。しこりを発見したら、自己判断せず、専門医の診断を受けましょう。

マンモグラフィ健診
乳房専用のX線撮影による検査方法で、一般的に用いられています。触診では発見できないごく小さなしこりや、早期がんの組織の変化もとらえることができます。
X線被曝量もごくわずかで自然界から受ける放射線量と比べても決して多くはありません。骨髄への影響もなくほぼ危険はありませんが、妊娠の可能性のある人、妊娠中の人は検査の前に申し出てください。
マンモグラフィーは「乳がんの早期発見」の強い味方です。
マンモトーム生検
マンモトーム生検は局所麻酔下で行われ、生体検査のための小さな傷(約4mm)が1つだけで、縫合は不要です。傷跡は1~2か月くらいでほとんど目立たなくなります。細胞診や針生検(CNB)よりも採取する組織量が多く、より確実な診断をすることができます。