婦人科

月経の悩み

月経のお悩みについて

月経に関する不安をお持ちの方は少なくありません。 排卵に問題があるケースもありますが、他にもストレス、過労、肥満、無理なダイエットなどの心身共に変化が加わると、ホルモン分泌バランスが崩れます。

月経不順
周期が長い
生理周期が39日以上と長い場合は脳からのホルモン分泌の指令が乱れて、卵胞の成熟が途中で止まりそのまま排卵していない事が考えられます。 卵胞が排卵すべき時期に排卵しないで維持されると、エストロゲンが分泌されます。その為、生理が始まるべき時期を過ぎても子宮内膜は厚み増し続けます。そのうち厚みの限界を超え、子宮内膜の脱落、出血(消退出血)が起こる原因となります。

周期が短い
生理周期が24日以内と短い場合も、脳からの指令にトラブルが起こり、卵胞が成熟しないまま排卵をせずに衰退してしまう無排卵月経の可能性があります。 この場合、エストロゲンの分泌が早い段階で減ってしまい、子宮内膜が増殖を続けることができません。その為早く出血が始まってしまいます。

その他の悩み
月経困難症
生理が重い、生理痛がひどい等よく聞きますが、これらを月経困難症といいます。月経の際に日常生活に支障をきたしたり、寝込んだり鎮痛剤を必要としたりする場合を指します。
この痛みの程度は人により異なり、下腹部痛・腰痛、頭痛、・嘔吐、失神までいくことがあります。

月経前症候群
生理前に起こる様々な体調トラブルの総称です。症状を自覚する時期には個人差があります。排卵時期から生理開始まで体調不良が続く方もいれば、生理開始の前日に少しだけ症状がある方もいます。主な症状は大きく2つに分かれます。下腹部の痛みや膨満感、乳房の痛み、肌トラブル、むくみ、頭痛、めまい、肩こりなどの身体症状と、イライラや情緒不安定、憂うつ感、注意力の低下、睡眠障害といった精神症状です。
これらの症状は、ホルモンバランスと脳内物質の変化に深く関係しているといわれています。