婦人科
避妊指導
避妊の必要性について
避妊に最も大切なことは、「避妊しようとするかどうか」です。知識を持っていても実践しなくては意味がありません。不用意な妊娠はその後の人生に大きく影響を及ぼします。
男性は常にコンドームをつける習慣を、女性はパートナー任せにしない意識を持つことが大切です。
二重の防御が安心
日本では避妊法としてコンドームを選択する人が多いですが、コンドームをつけているのに妊娠してしまうことがあります。
コンドームは避妊法としては効果が高いとは言えない方法ですので、きちんと装着しても妊娠する可能性があるのです。
より確実な避妊効果が期待できる方法として経口避妊薬「低用量ピル」の使用をおすすめします。
そして、HIV:エイズなどの性感染症(STD)の予防としてコンドームを併用する、「二重の防御」をおすすめしています。
低用量ピルは女性の味方です
世界では経口避妊薬「低用量ピル」が主流です。ドイツでは若い世代の7割が低用量ピルを選択しています。
低用量ピルの特長は以下のとおりです。避妊以外にもさまざまなメリットがあります。
ピルのメリット
・毎日1 粒ずつ飲むだけで確実な避妊ができる
・女性が主体的に妊娠するかどうかを決めることができる
・月経を自分の好きな日に移動できる、月経痛が軽くなる
・妊娠を希望する場合は、服用をやめるだけ
・健康な若い女性が服用する場合には、副作用は極めて少ない